文系のための野球入門
みんな大好き野球
週前半のカード初戦をエース「格」で落とせば、こういう結果になる。4併殺を取りながら追加点が取れなかったのは、雑な攻撃に原因がある。
2回は振り逃げで出塁した周東の盗塁失敗は余計。2死1-3塁。今井を5割以上打っている中村が打席なのに、自重すべきだった。次の回得点したが、ここで追加点を挙げていれば、序盤でさらに2、3点は取れていた。
DHの長谷川が全く機能していない。絶好球を見逃すし、スイングが鈍い。全てにおいて調整不足。松田同様、先が見えてきた。来季は厳しい。その松田は1打席目にヒットが出ても、それで波に乗ることがない。反射神経が劣化し、集中力が低下している。長くやっていれば必ずそうなる。内川・長谷川・松田は進退を決める時期である。
背番号4番に2打席与える愚行があった。結果は120%明らか。8回は2死2塁で牧原に代打も出さなかった。3打席で凡退している9番打者を代えない理由は何か。
9回2死1塁。釜元は2-0のカウントから、やや低目の真ん中絶好球をスンナリ見逃した。育成上がりの9年目27歳。真砂もそうだが、気迫が全く感じられない。1軍経験は十分あるとは言い難いが、まっさらの新人ではない。10年近く野球を仕事にしてきて芽が出ないのに、危機感はあるのか。余計なお世話だが、ドラフト会議後に泣きを見る気がする。
しかし、それにしても層が薄い。べテランは頼りにならず、若手は伸びていない。つまらない試合が続くわけである。自虐的にもなるというものだ。誰かが言っていたが、4時間近い時間を割いて見ているのである。勝ち負けもさることながら、その中味である。
昨日は笠谷が自滅し、今日は石川が自滅したが、自滅の質は異なる。笠谷は「駄目モト」で我慢できる。まだ半人前で自信過剰。自分を理解していないが、石川は期待度が大きい。千賀のテイタラクで東浜と2枚看板を背負わなければいけない。あの失投は十分防げた。甲斐のせいではない。
負けなかっただけでも儲けものというゲーム。明日からのロッテ戦でもせいぜい2敗1分けが関の山だろう。創意工夫のないゲームプランにスタメンオーダーが目に浮かぶ。
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